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第61期水戸黒獅子戦参戦記その1

久しぶりに書いてみます。

一回戦 W辺二段 白持ち
いつかの品川シーサイド以来、2回目の対戦かな?
と思ってたらそのあと水戸竜王戦で対戦してて、3回目でした。。

ポイントとなったのは下の局面。

黒番
(※Putをクリックすると置くことができます)

白がh3と右辺にブロックを作ったところ。
次に◯d7を狙っています。

黒はここで●b5。

白番

これは黒は3回打てたはずの左下(例えば●d7、●b4、●b5)が
2回しか打てなくなる一手損の手で、
白の立場から見るとd7はあわてて打つ必要がなくなってます。

以降差が開き大差となりました。


二回戦 I泉四段 白持ち
水戸黒獅子戦最大の難関。
I泉さんとは通算では勝ち越してますが直近では負けが続いてて、
そろそろストップしないといけないな…、と気合い入れてました。

私が白で、毎回打っている定石から私から変化。

白番

ここで◯g1。

ストナーを誘った強気の一手です。

ストナーを成立させるために黒は必ずf1に打つ必要があり、
そうなるとh1を黒が抑えても右辺に展開ができず、
思ってるほど得がないです。
(例:◯g1→●b2→◯d7→●f1→◯e1→●c1→◯a1→●h1→◯b1)

ちなみに◯g1のあと●e1は◯b7!の強襲があり、激しい展開になります。

実戦は◯g1●b2◯d7と進み、●c8と方針転換し、
◯a1で上辺に偶数空きができ、そのまま押し切りました。


三回戦 A初段 黒持ち
初対局。

蛇から優勢で迎えた下記局面。

黒番

●h5に◯h6と当ててきたところです。

●h7と取るか●h4と切り返すかの二択に絞って長考。

●h7だと一瞬とは言え右辺が不安定になっていやだな…
かと言って●h4と切り返すと◯g7は必然。
でも●a5ですぐにホワイトラインに切りを入れられるから問題ないか、
と●h4を選択。

が、これが互角に戻る大緩手。。

白からすると下辺が勝負形になってて、ワンチャンスあるかも?と
希望の見える展開です。

●h7と取るのが正解でした。右辺が不安定なのは一瞬で、◯h4●h3とすぐに
ウイングになって何も怖いところはなかったです。

ちなみに●h7◯h3後の黒の手を考えると面白いかもしれません。
大差勝ちできる手順があります。

進んで下記局面。

白番

このときAさんの残り時間は1~2分。
あえて壁を作って選択肢を増やし、ミスを誘う作戦です。

一つだけ白勝ちの筋(白+2)がありますがここで逆転。

時間に追われたAさんが石損を重ね、大差になりました。


続きます。


第38期オセロ名人戦雑記その2

続きです。その1はこちらから。

プレイヤーとして
この日は無差別の部。
プレイヤーとしてなので
早く来る必要はなかったのですが
渋滞を恐れて30分以上前に会場入り。


集う東北の面々
そしたら既にS藤(久)くんがいるし。。
Y田さん、Y島さん、W田兄弟、T橋くん、S原さんなど東北メンバーが続々と集結。
受付開始前に集合するのは地域性なのかな?
新潟メンバーも到着してまるでスタキャン。。


タブレットはでかい
今回からQRコードを使用しての受付。
みんなスマホ。じぶんはタブレット。
ずいぶんでかいな、とK藤専務理事。
でかくても無事に読み取れました。


開会式
開会式では世界戦の報告や次回全日本や王座戦の日程、
さらにOSG2017の案内や中高生の新しい大会を夏に行うなども発表。
中高生の大会は団体戦で、大人も監督として関われるようです。


所属ブロックでの初の名人戦、さあかっこいい姿を見せよう(`・ω・´)


初戦を落として
大事な大事な初戦は東関東のH坂四段。
一回でも負けたら優勝の目はなくなるサバイバルマッチ、
優勢の対局を落としました(´д`)


そして不戦勝
参加者は131名。一回戦負けは65名。
こんなにいる中でなぜ自分が選ばれる。。
因みに翌日の仙台オープンでも一回戦不戦勝(-_-;)
この二日で2局も損してます。


次々と、東北対決
一回戦 O黒澤ーF田、H内ーS原
二回戦 M永ーH内、Y島ーH崎
四回戦 H内ーW田(千)
五回戦 T橋(快)ーF田
六回戦 S藤(久)ーM永、Y田ーH崎

などなど東北対決多数実現。
20人もいればそりゃ対局も起こりうるでしょうけどね、、


10年ぶりの対局
一回戦敗退後、サブマリン入賞を目指して勝ち進んだ六回戦、
K田七段と10年ぐらい前の王座戦以来の対局。
その時は小学生だったK田くんも大きくなったなぁ…
なんて感慨に耽ってたらあっさり負けました。
…実力負けです。


最終戦
王座戦の権利をかけての最終戦はM岡七段。
よく当たってる気がする。。
勝利して王座戦の権利ゲット。


これでプレイヤーとしての第38期オセロ名人戦は終わりました。


再び棋譜取り
自分の対局は全部終了してさあ盤と時計片付けよう、としたところ
せっかく仙台開催なんだから…、とI崎理事の計らいで
3位決定戦の棋譜取りをすることになりました。
都合3回も名人戦で棋譜取り。


静寂の空間
無差別決勝戦&3位決定戦はもちろん別室。
2年前はプレイヤーとしてこの場にいたんだなぁ…
仙台開催だし、この舞台に立ちたかったなぁ…
なんて思いながら入室。

最低限の関係者以外、存在しない空間。
張り詰めた空気と、息をするのも憚られる緊張感。
どう感じるかは人それぞれ。私は心地よく感じてしまう。


ありがたや
見れなかった決勝戦の大盤解説がユーチューブで見れる。
https://www.youtube.com/watch?v=eGCdAXr9TqE
いい時代になったものです。
S々木七段、ありがとうございます<(_ _)>


宴の後

宴の後

各自ゴミを持ち帰っていたため、非常に楽に片付けが終わりました。




初の仙台での名人戦、こうして終わりました。
どれだけ集まるか不安の中、多くの方にお越し頂きました。
また、地元テレビも2日間に渡ってニュースで取り上げて
大成功だったのではないかと個人的には思ってます。

関わった皆さますべてに感謝致します。
ありがとうございました m(_ _)m


第38期オセロ名人戦雑記その1

第38期オセロ名人戦が終わっておよそ半月。
初の仙台開催と言うことでスタッフとしても関わったので雑記でも。

第38期オセロ名人戦

そもそもどうして仙台開催?
それはいつかの多面打ちの打ち上げでの話です。
3年連続で西(2014大阪、2015大阪、2016名古屋)だからたまには東でいいよね?
って考えで立候補表明。
K藤専務理事のお膝元ではあっても贔屓はなく、
キチンと手順に則って正式に選ばれました。
本音を言うと地元福島県郡山がよかった(ボソッ
来年誘致しようかな(小声



発表と悲鳴と。
仙台開催が発表されたのは去年9月の王座戦閉会式で。
その瞬間、悲鳴に近いどよめきが。
そりゃあ仙台に来るのは大変だよね…


備品準備
東北ブロックとして用意するのはオセロ盤と対局時計。
石は足りてるか、時計の電池は切れかかってないか、
時計の設定はどうするのか、念入りにチェック。


会場入り
仙台国際センター。
仙台国際センター

着いて思い出した。
ここ、オセロとは無関係のイベントで来たことある。。


設営
普段は10人規模。
100人規模の準備ははじめて
この会場、とにかく椅子が重かった。。


テレビの取材
テレビの取材
テレビ宮城。ユース世界一のW田くんがメイン。
自分は関係ない、と高括ってましたが、
いろんな人にインタビューしてたので関係あったのかも。


初めての受付
担当したのは中学生の部。
比較的少なめでもてんてこ舞い。
I崎理事のフォローで捌けました。
全国大会の受付がいかに大変か実感。


大会開始!
この日は無差別以外の部なのでスタッフ業に専念。
小学生以下の部が大きめの部屋で
中学生、高校生、女子の部がやや小さめの部屋。
二つの部屋を行ったり来たり。
私の見てる範囲ではトラブルは見受けられなかったです。


棋譜取り
小学生以下の部で準決勝と決勝の棋譜取りを担当。
みなさん、石の返すスピードが速いこと速いこと。
翌日、N海さんによくあの速さについていけましたね、
と言われましたが次の一手を予想しながら付けてました。
もちろん、棋譜取りに気を遣わないで自分のペースで打ってくださいね~


決勝戦!
第37期小学生名人W田三段と第36期小学生名人F地四段の対局
小学生最後の大会となるW田くんに勝ってほしいと思うのは心の中に留めて、
努めて冷静に、公平に棋譜を取ってました。
考えてみるとこのW田F地戦を一番間近で見られたわけで、
観客席からだとよく見えなかったそうなので、幸運でした。


ちょっと苦言
この決勝中に気になった点が一つ。
それは観客席の声。
ヒソヒソ声で話してても意外と対局者の耳に入るものです。
特に形勢の話だとゲームに影響しかねないので
身に覚えのある人は今後、気を付けましょう( ̄△ ̄)


翌日の準備
パーティションを取って大部屋に。
広い。
ゆとりある空間。


飲み会
一時間ほど遅れて到着。
すでにできあがってる参加者の面々。
何人かとお話ししましたが、重大な事実が。
顔と名前が一致しません 汗
次回会ったとき、誰?って反応したらゴメンナサイ。


ジュニア達との対局
この連休中対戦したのは
練習対局でF屋敷くん、T橋くん、T口(美)さん
仙台オープンでW田(真)くん、W田(千)くん
の5人。え?結果はどうだったかって?
1勝4敗だったなんて言えない。


続きます。


第42回東北ブロック予選参戦記

久しぶりに書いてみます。
時間が経っているので簡単に。

一回戦 Y島三段 黒

\abcdefgh
1++++++++
2++++++++
3++●○+○++
4++●●○○++
5+++●●●◆◆
6++●●●●○○
7++++○+++
8++++++++
白番 黒h5まで

○g4と中辺の横取りをされるのが嫌でした。
○g4●h3の後、○f7が強烈でh4に黒が打てず、
打てる見込みもなく黒苦戦の展開です。

実戦は○h4。以後は着実に差が開きました。


二回戦 A木三段 黒
中盤の入口から未知の局面に入りました。
一手一手、綱渡りをしているようなスリリングな局面が続きます。

\abcdefgh
1++++○+++
2++++●○++
3+++○●○○○
4+++○●○○○
5+++○●●○○
6+++○●○○○
7+++●●○++
8+++●●●●+
黒番

右下が条件付き逆偶数になっているので
上辺で手得して一気に勝負を決めようと●g1。
この一気に決めよう、という構想が完全に間違ってて、
黒はc3、もしくはc7と打って長期戦の構えで行くべきだったようです。
しかし間違えたとはいえ差はわずか。
以下も神経が削られる中盤戦が続きます。

\abcdefgh
1++◆◆◆●●+
2++◆◆●●●+
3●●◆●●●○○
4+○●○●○○○
5○○○○○○○○
6●○○○○○○○
7++○○○○++
8+++●●●●+
白番 黒c1まで

直前の●c1は白のa4を阻止した手。
A木三段は○b2。
ホワイトラインの通しを意識したのでしょうがこれが致命傷となりました。
●b7とブラックラインを黒に通されると

\abcdefgh
1++●●●●●+
2+◇●●●●●+
3●◇◇●●●○○
4+○●○●○○○
5○○○◆○○○○
6●○◆○○○○○
7+◆○○○○++
8+++●●●●+
白番 白b2黒b7まで

白にいい手が一つもないです。。
翻って、白がb2とした局面は○a2か○a7が正解でした。
実はどちらも黒2石勝ちの局面なのですが、
その後黒に優しくない展開となってるので
勝ち切れる自信は全くなかったです。

この日、一番疲れた対局となりました。
この対戦が仮に5、6回戦だったら先に間違えたのは自分だったかもしれません。


三回戦 S原二段 黒
なぜかいつも終盤が石損合戦になる不思議な相手。
序、中盤もいつも苦しめられるのですが
今回は蛇からの序盤がうまくはまり、いつになく楽に勝てました。
飛び出し系の序盤は恐ろしいですね。


四回戦 O黒澤初段 黒
久しぶりの対戦。
背もずいぶん伸びてて最初誰だか分らなかったのは内緒。

\abcdefgh
1++○+++++
2+++○○+++
3+●●○○○●●
4++●○●○●+
5+○○●●●●+
6+●○●●●●●
7++○○○●+●
8++++○●++
白番

この局面は白は右辺と下辺に手が付けづらいので
左辺で手数を稼ぐのが生命線。
なので○c2として黒の出方を伺うのが正解でした。
実戦は○b4。
これだと●a4があり、
左辺で手損、もしくは悪形になり、白勝てません。

\abcdefgh
1++○+++++
2+++○○+++
3+●○○○○●●
4●●●●●○●+
5+○○●●●●+
6+●○●●●●●
7++○○○●+●
8++++○●++
白番



五回戦 S藤三段 白
この日唯一の白。
下の局面でストナー返し返し(○b2●h6○f8)が決まって危なげなく勝てました。

\abcdefgh
1++++++++
2++○●++++
3○+●●○○++
4○○●●○○++
5○●●○○○++
6+●●●○○○+
7●+●●●●++
8+++●++++
白番



六回戦 Y田三段 黒

\abcdefgh
1++○○○+●+
2+++●○●++
3++●●●●●○
4+●●●●●○○
5+○○○●○○○
6+++○○○○○
7++●○○○++
8+++○++++
白番

白はb2と勝負をかけてきましたが
○a4とじっくり構えるのが正しい構想だったようです。
○b2のあとはホワイトラインを切りつつ下辺で手得をする展開となり、
6月に空きマスは勝者のものとルール変更があってから
自身初、東北ブロックでは2例目となる空きマスあり終局となりました。


第65回仙台オープン参戦記

簡単に。

一回戦 白 T橋1級
T橋さんは大会は二度目で仙台オープンは初参加。

\abcdefgh
1++++++++
2++++++++
3++++○○++
4++●●●○○+
5++●●●○○+
6+●+○○●○+
7+++○●●++
8++++++++
黒番


実戦は●h6。
ただこれだと白にe8を与えてしまい(斜めが返らない)
楽に下辺を捌かせてしまうのでよくなかったようです。
●c6○c7●c8で互角のようですが
このc8は打ちづらいですね…

この手を境に形勢が白に傾き、そのまま押し切りました。


二回戦 黒 S藤久四段

\abcdefgh
1++++++++
2++++++++
3++●+○+++
4+++●○○○+
5+++●●○●+
6++●●○○++
7+++○++++
8++○+++++
黒番

●e8○c7●e7で十分とみてましたが、
そのあとの○d3を見落としてました。

\abcdefgh
1++++++++
2++++++++
3++●○○+++
4+++○○○○+
5+++○○○●+
6++●○○●++
7++○●●+++
8++○+●+++
黒番

●c5でf7を狙っても○d8ですぐに消されてしまい、黒劣勢。
その後紛れて下図。

\abcdefgh
1●○○○○●++
2●○●●○+●○
3●●○○○●●○
4●●○○●●●○
5●●●○○○●○
6●●○○○○○○
7●○●○●●○+
8○●●●●++○
黒番

f2かh7かの二択。

●h7ならf8g8がハイパー偶数になるから、
という理由だけで安直に●h7着手。
これが2石損の敗着となりました。
●h7→○h1→●f2→○g1→●パス→○g8→●f8で白2石勝ちです。

正解はf2。
●f2→○f8→●h7→○h1→●g1→○g8
または
●f2→○f8→●h7→○g8→●h1→○g1
で引き分けでした。

初手h7は筋が良さように見えて負け、
初手f2だと3手目のh7が筋悪に見えて引き分け。

オセロの終盤って難しいですね…


三回戦 白 S馬無級

\abcdefgh
1++++++++
2++++++++
3++○○○○○○
4++○○○●●○
5++○●●●●+
6+++●●●○+
7+++●●●++
8++++++++
黒番

この局面でキーとなっている石はg6の白石。
これを黒くすると○c6○c7の連打があったり、
h7に白の余裕手ができたりして一気に黒劣勢になります。
実戦は対局の流れもあり●h5で大勢が決してしまいました。

●f2が互角をキープする手だったようです。
○c8→●e2→○h5などでこれからの勝負でした。


四回戦 黒 M浦初段

\abcdefgh
1++++++++
2++++++++
3++●○○○+●
4+●●●●●●+
5+●●●●●○○
6+○●●●●○○
7+++●○+++
8++++++++
白番

h4が天王山になってます。
なので黒が打てなくなるように○f7が正解でした。
実戦は○a5から左辺に白山が、右辺に白のウィングができて、
互角ながらも白が打ちづらい形となり、黒勝ちとなりました。


五回戦 黒 I島七段

\abcdefgh
1+++○++++
2○+○+○●+●
3○○●○○●●●
4○●○○●●○●
5○●○○●○●●
6○○○○○●●●
7○+○○●●+●
8+○○○○+++
黒番

黒としてはずっとa8b7の連打に意識がいってました。
ですので天王山に見えるd2に着手。これが敗着でした。
●d2→○e1→●f1→○f8と進み…

\abcdefgh
1+++○○●++
2○+○○●●+●
3○○○●○●●●
4○○●○○●○●
5○●○○○○●●
6○○○○○◇●●
7○+○○◇◇+●
8+○○○○◇++
黒番 白f8まで

g7に黒が打てると思い込んでました。
このホワイトラインはもうどうやっても切れません。
大差負けの形勢になってました。

翻って●d2とした局面では●b7とすべきでした。

\abcdefgh
1+++○++++
2○+○+○●+●
3○○●○○●●●
4○●○○●●○●
5○●○◆●○●●
6○◆◆○○●●●
7○◆◆◆●●+●
8+○○○○+++
白番 黒b7まで

こうなってればブラックラインは切れず、細かいながらも
黒勝ちの形勢でした(黒6石勝ち)

このb7は全く浮かびませんでした。




二回戦、五回戦と手筋に縛られて読みを怠ったのが敗因。
手筋は読みの効率を上げますが頼りすぎてはいけない、
と思い知らされた大会でした。





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テンプレ作ったやつ→
姫月結城



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